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◇| 中国とのつきあい方を考える

“初雪や 雪駄ならして善光寺” ―― 小林一茶


 冷凍ギョウザ事件に象徴されるよう,はっきり物言わぬ日本,ウヤムヤ日本という風潮(状況)のなかで,「チベット暴動で僧侶らが弾圧されている問題をめぐって境内の提供に異論があり、警備上の懸念もぬぐえない」として,聖火リレーの出発地点の辞退を表明した善光寺の毅然とした態度に,私は共感する。

 今回の出来事に関連して,善光寺のことを調べてみた。参考までに善光寺の公式サイトをご紹介する。

http://www.zenkoji.jp/index2.html

 なお,公式HPによると宗派を超えて全国の庶民に広まった善光寺信仰の深さを伝える証左のひとつに,全国には443の善光寺仏があり、「善光寺」を正式な寺名とする寺院は119ヵ寺あるという。
 ちなみに,東京および近県の善光寺を列挙する。

【埼玉県】
善光寺(川口市),新善光寺(川越市),本性寺(行田市)
【東京都】
善光寺(港区北青山),善光寺(港区元麻布) ,善光寺(文京区小石川)
善光寺(北区豊島) ,善光寺(北区上十条),蟠龍寺(目黒区下目黒)
常照院(港区芝公園),妙定院(港区芝公園) ,萬福寺(大田区南馬込)
浄真寺(世田谷区奥沢),善光寺(八丈島八丈町)
【千葉県】
善光寺(松戸市),善光寺(香取郡小見川町),行元寺(夷隅郡夷隅町)
長源寺(佐倉市) ,西徳寺(鴨川市) ,法興寺(夷隅郡岬町)
法傳寺(市川市)
【神奈川県】
大光院(横浜市南区) ,新善光寺(横浜市南区) ,千手院(横浜市港南区)
善光寺(横浜市港南区),新善光寺(三浦郡葉山町) ,観行院(川崎市川崎区)
善光寺(小田原市) ,英勝寺(鎌倉市)




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◇中国とのつきあい方を考える

 世界各地でなにかと混乱と騒動を起こした北京オリンピックの聖火リレー。一転して,昨日の北朝鮮では国をあげての歓迎ムードの中で,整然として行われた。テレビの画面を通じての限りであるが,平壌での「一糸の乱れもなく」執り行われる聖火リレーの光景を見て,「国家とはなにか」「愛国心とはなにか」を,あらためて考えさせられた。


 国連人口基金(本部:ニューヨーク http://www.unfpa.or.jp/index.html)の2006年版「世界人口白書」によると,世界の人口は64億4030万人。この数字から,1位は中国で,世界の人口の約20%にあたる13億人。つまり世界の中で5人に一人は中国人ということになる。中国老齢事業発展第10期五カ年計画(2006-2010)によると,中国の60歳以上の人口が2005年の1億4700万人から2010年には1億7400万人に達すると,予測している。
 今後,中国の人口増加は急激に進み,毎年,総人口は800万から1000万人の増加,2050年には,総人口90億人に達し ,労働人口及び老齢人口がいずれもピークを迎えるとの観測もある。

 対して,日本はというと少子高齢化時代に突入し,人口は減少の一途をたどる。これは,即,国力の衰退を意味するものでもある。この打開策として,移民受け入れで人口増に転じたイギリスに学び海外移住者の積極的受け入れを説く政治家や学者の声も聞かれる。

 なるほどとも思うが,平壌での「一糸乱れぬ」聖火リレー,そして長野での中国留学生の熱烈歓迎ぶりに見られる行動,そして「愛国心」を目の当たりにするにつけ,躊躇するものがある。
◎長野市の聖火リレーが終わって

 中国人とチベット人らが小競りはあったようだが,厳重な警備態勢のもとで,大事にいたらず,長野における北京オリンピックの聖火リレーがとり行われた。テレビの画面や新聞報道で見る限りだが,コースの両脇を中国の「紅旗」が埋め尽くすす様子を見るにつけ,歓迎ムードとはほど遠い「地元不在」,そして中国留学生ら3~4000人が結集したという中国パワーにある種の脅威を感じた。
 

 先週発表の最新統計によると,中国が米国を輸出入の総額で追い抜き,日本にとって最大の貿易相手国となった。中国との貿易額は前年比13.4%増の27兆8744億円で9年連続の増加。なお,米国との貿易額は同1.6%増の25兆2449億円と停滞しており,貿易相手国としての中国の存在感が高まっている。

 だからといって,「もの言わぬ日本」「なあなあの日本」であっては,いけない。“長野の聖火リレー”は国家というものをどう考えるか,そして日増しに国力を高める隣国“中国とどうつきあっていくか”を,考える機会を与えてくれた出来事であったと思う。