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翔べ!カッセイカマン―ローカルヒーローの聖地信州・下條村の逆風への挑戦
は,笑顔と勇気・元気を届ける地域戦隊の歩んだ軌跡。南信州の小さな山間の村にみなぎる元気の秘密を書き綴っている。この本の舞台である下條村http://www.vill-shimojo.jp/は,俳優 峰竜太氏の出身地でもある。

あの有名ローカルヒーローはどうやって生まれ、歩んできたのか? 地域に、そして全国に元気を注入しようと奮闘する人たち、南信州の小さな村の挑戦を、関係者の取材を元に追っている。


内容(「BOOK」データベースより)
笑顔と勇気・元気を届ける地域戦隊の歩んだ軌跡。南信州の小さな山間の村にみなぎる元気の秘密とは。


目 次
私の誇り、下條村とカッセイカマン(峰竜太)
プロローグ
第1章 誕生前夜
第2章 カッセイカマン登場
第3章 戦う地域戦隊
第4章 「和」「輪」
エピローグ
カッセイカマンドラマ キャスト・スタッフスペシャル座談会



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 下條村は南北に長い長野県のほぼ南の端に位置する。人口は約4000人。標高332~828メートルの山間地にあり、広さ33.67平方キロメートルで主な産業は農業という、典型的な過疎の村である。戦後は過疎化が進み、1950(昭和25)年の6063人をピークに一貫して人口が減少してきた。1990年には3859人にまで落ち込んだ。
だが,そこから先は人口減少に歯止めがかかり,下條村に移住する若い世代が増えて人口は増加に転じた。2013年2月1日時点での人口は4093人で世帯数は1290。そのうち65歳以上人口は1118人で高齢化率は27.3%。0~19歳の若い世代は869人で総人口の21.2%を占める。日本全体では,高齢化比率は23.3%,0~19歳が総人口に占める割合は17.8%である。この数字が示すように下條村は若い村である。


 アイデアマンでもある伊藤喜平(きへい)村長がリーダーシップの発揮のもとに打ち出した人口対策に関する施策は多様多彩である。

①役所職員の意識改革 
 伊藤村長は就任早々、助役以下,村役場全職員をホームセンターに1週間の研修に出した。結果,一人何役もこなす職員に生まれ変わった。おかげで退職不補充が可能になり,職員数・人件費とも半減した。
 また,職員補充に当たっては,新人の職員を採用するのではなく民間企業から中途採用した。「民間人が役所の組織の中に入ってくるとコスト意識など周りに与える影響が大きい」。

②住民の意識改革 
 道路は役場が作るというのが常識であるが,下條村では村民が道路をつくる。村は道路を造る資材を供給するだけ。こうすることで道路を敷設するコストが約5分の1になっただけでなく、借金もなく道路がつくれ,皆で力を合わせることで村民の意識連帯感も深まる。村の財政健全化にも取り組み,県の薦める大規模下水道工事を断り,簡易な 浄化槽方式により多額の借金もせずに安価に下水道を完成させた。
 これら創意・節約でつくり出した財源を,子育て支援や教育,福祉の維持にまわすことができた。

③村民増加計画 村内の各所に10棟124戸のタイルにおおわれた三階建てマンションがある。部屋の広さは2LDKで63平方メートル。駐車場2台付きで,家賃は36千円で,近隣の飯田市の半分程度。いまや20組の夫婦が入居待ちの状態にある。

④子供の医療費の無料化 村では子育て支援として子どもの医療費無料化を段階的に拡充,04年度からは 中学生まで広げた。さらにこの2年で村営保育園の保育料を20%値下げ。子供向けの書籍を中心に68千冊の蔵書がある村営図書館も中心部に建てた。


 補助金頼りの行政で,地方自治体は政策立案力と自主性を失った。市町村の多くは多額の借金まみれ,国と地方の借金総額は約1000兆円。しかも国の補助金は縛りが多い。下條村はこれらを申請せず,全て自前予算。下條村の経常収支比率(財政の弾力性を表す指標)は、61.8%で全国の市町村で第6位、長野県では第2位である。収入に比べて人件費や公債費などの支出が小さいローコスト経営を実践している。

  ◆下條村は,俳優 峰竜太氏の出身地でもある。



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