エリアマーケティング 

地域性に対応のマーケティングを考える
銀座は富を散在させる場所である。

六本木ヒルズは富を所有していることを誇示する場所でしかない。

夜空に光り輝く建物の偉容は富の象徴そのものに見える。
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23区格差 (中公新書ラクレ 542)』 -「格差」を「個性」に変えるヒント


 港区904万円、足立区323万円 -。帯に記されたデータは、総務 省調査によるそれぞれの区民の所得水準(平成24年)だ。東京への一極集中が進み、都市と地方の格 差が指摘されている。だが冒頭の 数字にも顕著なように、23区内で も格差は歴然と存在する。東京23 区研究所所長が豊富なデータをも とに具体例を示していく。

 読み進むたびに先入観を揺さぶられる。人口増の中心は山の手エリア、というのは間違いだし、西日 本出身者は西部・南部に住むとい うのも都市伝説のたぐいらしい。

 「タイトルからは『東京』の文字をあえて外した。全区の“実力“を診断する〈23区の通信簿〉の記述は温かい。板橋区はくヘソはないけどホネは太い〉、北区は〈ひそかにねらう大逆転〉。「格差」を「個性」に変えるヒントは、悩める自治体を勇気づけるてくれる。



データ分析から,地域の個性が見えてくる
                                出典:信濃毎日新聞 2015年10月16日

 長野県伊那市の久保哲朗さん(45)は,納豆消費量,20~30代女性の人口など,多様なデータを47都道府県別に人口比で算出した統計サイト「都道府県ランキング」 http://uub.jp/pdr/s/m.html  を開設している。

 201410月には,『統計から読み解く 都道府県ランキング 』(新建新聞社刊を出版した。この本から,県民性や47都道府県ごとに抱える課題などを知ることができる。

 久保さんは,佐賀県鳥栖市出身で,東京大文学部を卒業しブラジルや都内で勤務。2004年に奥さんの実家がある伊那市に移住し,システムエンジニアとして働いている。

 「都道府県ランキング」 http://uub.jp/pdr/s/m.html は,10年ほど前に開設。交通事故件数のニュースを見て,「都会で多いのは当たり前だが、人口比ではどこが一番多いのか」と思ったのがきっかけだ。国の統計から1万人当たりの事故件数を都道府県別に計算。太平洋岸地域で多い傾向を導き出した。

 このサイトでは,自動計算システムを構築。小学生の早寝早起き率(2013年の1位静岡)や図書館利用率(15年の1位福井)などデータを蓄積する。長野県は大学生数が最下位(14年)で,1世帯当たり年間仕送り額(11~13年の平均)がトップなど,相関関係や都道府県間の類似性も表せるようにしている。
 項目は、「自分にはない視点が得られる」とサイト閲覧者の要望にも応じている。久保さんは「県民性や都道府県ごとに抱える課題などを知り,考える材料にしてほしい」と話している。


  
 この本には100項目が収録されている。新建新聞社(長野市)刊でB5判,312㌻。2500円(税別)。