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エリアマーケティング 

地域性に対応のマーケティングを考える
老舗百貨店が消えた街 新幹線開業が阻んだバラ色の未来


8月下旬で閉店する大和高岡店=2019年6月28日、富山県高岡市
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 昨年の百貨店の閉店数は、リーマン・ショックの影響が色濃く出た2010年に肩を並べた。その大半が地方の店であった。


 北陸新幹線で3時間足らず。富山県第2の都市、高岡市。JR高岡駅から歩いて5分ほどにある地元唯一の百貨店、大和(だいわ)高岡店は昨年8月に75年間の営業を終えた。地元では、「包装紙を持っていることがステータス」と言われた店は、17年2月期から3期続けて赤字が続いていた。

  「大規模店か、商店街か」という議論は過去のもののようだ。いま地方で広がるのは、大型店の閉店につれて、商店街の活気も失われる「共倒れ」の事態である。総合スーパーが台頭した1970年代から、高岡にもユニー、ダイエー、サティが進出してきたが、既に相次いで撤退した。

  皮肉にも、空洞化を加速させ、大和高岡店の営業継続を断念させたきっかけは、地元「待望」の北陸新幹線だった。市中心部から1・5キロほど離れた場所に15年春、「新高岡駅」が開業した。

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