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エリアマーケティング 

地域性に対応のマーケティングを考える


 小海町は,長野県の東部,南佐久地域のほぼ中央に位置し,東は北相木村,西は八ヶ岳連峰を境に茅野市,南は南牧村・南相木村,北は佐久穂町(旧八千穂村)にそれぞれ接している。

 東西21キロ,南北16キロほどの小さな町の中央を南北に流れる千曲川に沿って帯状の平坦地が形成され,ここを国道141号,JR小海線が走り,町の主要な交通路となっている。

 白菜やレタスなど高原野菜の産地として知られるこの町の人口は,2010(平成22)年の国勢調査では65歳以上が1833人。15~64歳は2794人。0~14歳にいたっては553人である。,約5200人の人口の5人に2人が65歳以上の高齢者,1年間に生まれる子供は20~30人というこの数字から,専門家は「50年後の日本の人口構成に近い町」と指摘する。 。


 「30年前は家族連れでにぎやかだった」という商店街も,今は空き店舗が目立つ。日中も人通りはほとんどない。中心部には,デイサービスが受けられる介護支援施設などが6施設。その一つ,社会福祉センター「やすらぎ園」には,1人暮らしの高齢者が格安の家賃で暮らせる集合住宅が整備されている。

 認知症予防のため,定期的にお年寄りを集めて子供との交流会などを行うななど,高齢化に伴い,町は高齢者が生活しやすいよう整備が進んでいる。

 町の平成23年度予算の歳出35億9500万円のうち,社会保障費にあたる民生費と衛生費は全体の3割を占める計約10億5400万円。勤労世帯に投資して町を活性化したいが町財政には余力がないため,現実には高齢者の生活を守ることで精いっぱいだという。


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