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エリアマーケティング 

地域性に対応のマーケティングを考える
「陸王」経済効果は3カ月間で10億円,埼玉県が試算 行田市内の観光案内所,放送期間中の来客増加率77%
 
  ▼行田タビ

   出典: 行田市HP   http://www.city.gyoda.lg.jp/41/03/10/japan_heritage/images/tabi.jpg

 埼玉県は昨年10~12月,TBSで放送されたドラマ「陸王」の埼玉県内経済波及効果は3カ月間で約10億2千万円となったと発表した。「陸王」は行田市 http://www.city.gyoda.lg.jp/  の老舗足袋業者がランニングシューズの開発に挑む物語。同市内で行われた撮影では,延べ4万人の市民らがエキストラとして参加した。
 なお,行田の忍城をテーマに2012年11月公開の映画「のぼうの城」による埼玉県内全体の経済波及効果は約40億円と試算されているが,「ロケ地が北海道中心だったのぼうの城に比べ,陸王は行田市が中心であることから,地元経済効果という観点からすると,「陸王」との声が多い。


 経済波及効果は,埼玉県統計課 http://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/a0206/index.html が開発した「経済波及効果分析ツール(イベント版)」で算出。2012~16年の同市の3カ月当たりの平均観光客数を40万5001人と割り出し,ドラマ放送期間中に市内2カ所の観光案内所の来客増加率77・61%(前年同時期比)を乗じ,観光客の増加数を31万4300人とした。

 増加した観光客数の飲食代や土産代,撮影スタッフの宿泊費などの直接効果に,関連商品の生産額の増加分などの間接効果を加え,経済波及効果額をはじき出した。同課によると,今回と同様の手法で外部機関が算出した行田の忍城をテーマにした映画「のぼうの城」の県内経済波及効果は約40億円という。

 統計課が開発した経済波及効果統計ツールは埼玉県のホームページ  http://www.pref.saitama.lg.jp/a0206/a152/bunseki-tool.html  から利用できます。










「陸王」効果で行田活況 観光観光館も盛況
     出典:埼玉新聞 2017年12月22日(金) http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/12/22/09_.html

 行田市を舞台に老舗足袋業者の奮闘を描くTBSドラマ「陸王」は地元を活気づかせている。陸王関連の地元商品は10種類以上に上り,回を重ねるごとに売り上げが上昇。行田の観光・物産施設の来館者数は放映前の5倍に増えた。

 ドラマは池井戸潤さんの小説「陸王」が原作で,老舗の足袋業者「こはぜ屋」が会社の存続を懸けてランニングシューズの開発に挑む物語。市によると,市内の6社が陸王の公式商品を手掛けている。

■注文殺到
 戸塚煎(せん)餅(べい)店は「陸王たび煎餅」(8袋入り税別千円ほか)を発売。足袋型の煎餅が6種類入った商品で,こはぜ屋のマーク入り。回が進むにつれて注文が殺到し,TBSストア赤坂店(東京都港区)では一番人気の商品となっている。

 店主の戸塚昌利さん(48)は「今まで付き合いのなかった企業からも注文をいただけるようになった。良い流れを東京五輪までつなげたい」と意欲的。妻の世知子さん(44)は「地域活性化の一助となればうれしい」と語る。

 市内に本店を置き,県内外で38店舗を展開する十万石ふくさやは「陸王 十万石まんじゅう」(5個入り税別575円ほか)を発売。当初,日曜限定販売だったが,注文が多いため11月から全店で毎日販売するようになった。

 そのほか,横田酒造が陸王ラベルの本醸造酒を発売。武蔵野ユニフォームは陸王のネクタイなど,北埼ダンボール工業はキーチェーン,コスモプリンツは名刺ケースやマグカップを販売している。

■足袋も好調

 伝統の足袋販売も好調だ。「創作足袋 千代の松」の代表戸塚節男さん(81)は「遠方からもお客さんが来てくれるようになり,毎日が楽しい。最盛期は市内に200社近くあった足袋業者も今は数えるほどだが,まさに“復活の狼煙(のろし)”といった感じ」。


■市民も“共演”

 ぶぎん地域経済研究所は,のぼうの城の経済波及効果を約40億円と試算したが,市内の小売店などからは「実感として,のぼうの城を上回る」との声も上がる。

 陸王は行田を中心に撮影が行われ,水上公園や忍城址など現在の街並みが登場し,市民を中心に延べ約4万人がエキストラで“共演”している。

 足袋という行田の「伝統産業」に地元の「場所」と「人」が加わり,市民にとっても身近な番組に。番組は最高視聴率17・5%を記録するなど,近年のドラマとしては高い視聴率を維持しているという。

 行田市は今年4月,文化庁から「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」として県内初の「日本遺産」に認定された。工藤正司市長は「陸王の効果で,観光やエキストラとして本市を訪れる方が増えている。このチャンスをまちの活性化につなげたい」としている。

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