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ドキュメント豪雨災害 西日本豪雨の被災地を訪ねて

 200人以上の死者を出し、平成穀藩の水害となった昨年7月の西日本豪雨から1年。被害が拡大した要因に「逃げ遅れ」がある。避難勧告が出ているのに、なぜ人々は動かなかったのか。岡山、原島両県の被災地を歩き、今後への教訓を探るルポである。
 近年は雨の降り方が局所化、激甚化しており、想定外の短時間で生活圏が危険地帯へと変わる。常に危機意識を持て、などといった人間心理を無視した空疎な説教ではなく、具体的な改善策が取材の中で模索される。つい先日も九州南部で記録的な豪雨が発生したばかりの今夏、意義ある本。

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人はなぜ逃げ遅れるのか

「あと少し早ければ助かった命もある。
情報やノウハウだけでは人命は助からない。
大災害時代を生き抜くための「新常識」がここに!

「平成30年7月豪雨」別名、西日本豪雨。
このまだ記憶に生々しい災害において、14府県で200人を超える死者が出た。
岡山県倉敷市の真備町地区では、河川の堤防の決壊による大規模水害で、
約4600棟の家屋が全壊し、51人が亡くなった。

その一方で、真備町に隣接する総社市下原地区では、
浸水とそれに伴う工場の爆発という二重の被害に見舞われながら、
迅速な全戸避難を実現して、ひとりの犠牲者も出さなかった。

なぜ人は逃げ遅れるのか。
正しい判断は何に基づくべきか。
生き延びられた理由は何だったのか。

気象現象の「局地化」「集中化」「激甚化」が叫ばれ、従来の常識が通じなくなっている昨今、
「大災害時代」をいかに生き抜くかに迫る。


2018(平成30)年7月に発生した「西日本豪雨」は、
全国で200人以上の死者を出した。

被害が広がった要因はいくつかあるが、そのひとつに「逃げ遅れ」がある。
避難率を見ると、たとえば広島県では、避難勧告・指示が最大で236万人に出されたが、
このうち避難所への避難が確認されたのは1万7000人余 り(0.8%)に留まった。

人はなぜ逃げ遅れるのか。そして、いざというときに迅速に避難するにはどうすればいいのか。
気鋭のノンフィクションライターによる渾身のドキュメントで被災現場をリアルに再現するとともに、
災害心理学や気象学の専門家へのインタビューも収録。



[目次]
序 章 生活の消えた町
第1章 西日本豪雨の被災地を訪ねて
西日本豪雨 概要
 事例1 岡山県倉敷市真備町有井地区
 事例2 岡山県倉敷市真備町川辺地区
 事例3 岡山県総社市下原地区
 事例4 広島県広島市安芸区矢野東 梅河団地
第2章 人はなぜ逃げ遅れるのか
第3章 生き延びるためにすべきこと
第4章 ポスト災害 ~町と人の再生に向けて~
終   章   人とのつながりを土台に

 
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