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エリアマーケティング 

地域性に対応のマーケティングを考える


 福島県は首都圏と比較して、少ない公害や犯罪、短い通勤・通学時間、高い持ち家比率、広い住宅面積、高い三世代同居率など、安全でゆとりのある生活環境である。そして,、今なお地域コミュニティが大切にされているほか、人と人とのふれあいや支え合いの精神など、コミュニケーションが不足しがちな現代にあっても、人々の温かさやきずなが息づいている。



 福島県人というと「頑固」,そして保守的で生真面目なイメージがある。その背景は戊辰戦争での長州への遺恨にある。かつて戊辰戦争で,長州藩の意向で,会津藩士の遺体は埋葬すら許されず,白虎隊は自害を強制されたということから,福島県人は今でも長州(山口県)を許していない。明治維新以降,福島の会津若松市と山口の萩市との間で何度となく和解交渉が行わたが,いまだに和解には至っていない。こうしたことが,福島県人の「頑固」というイメージをより強めている。



 なお,幕末には会津(松平・二十八万石),平(安藤・三万百),中村(相馬・六万石),棚倉(戸田・七万石),白川(阿部・十万石),湯長谷(内藤・一万五千石,二本松(丹羽・十万石),泉(本多三万石),福島(板倉・三万石),三春(秋田・五万石)と,中藩小藩が入り組んでいた。
 加えて,奥羽山脈と阿武隈山脈により地形が東の浜通り,中央部の中通り,西の会津地方と三地域に分断されていた。こうした歴史・地勢が影響して,3地域の気質は異なり,それぞれが独立した地域という感が強い。県の左側部分の「会津」は律儀で頑固一徹だが,筋をとうし情に厚い。郡山など新幹線沿いの県央の福島市や郡山市の「中道り」は好奇心強く,都会的で柔軟な考え方が多い。太平洋岸の「浜道り」は,開放的でおおらかでさっぱりして気っぷがいい関東型に近い。



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(2013/03/21)
木原 誠太郎、ディグラム・ラボ県民性研究会 他

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